弱り目に祟り目。


そんな日も ある、と
わかっては いるけれど
底なし沼は ずぶりずぶりと
私を 飲み込んでいく。


笑ってしまえばいいのに
それもできなくて
世界を 角張らせてしまう。
SOSも できなくて
自分で 暗がりに しゃがみこむ。


帰ろう、と
誰かが 言ってくれるのを
待っている。
その手を 払い退けたくて
待っている。