幸福な休日。


兄ちゃんに 付き合って
川の傍の 公園と
海辺の 堤防と
瀬戸大橋が 見える 公園で
ぼぉっと する。


最初の 公園では
男の子が ふたり
オリジナルルールで 野球をしていたので
しばらく 眺めていたけれど
最後まで どういう決まりごとなのか
わからなかった。
石を ふたつ 拾う。


堤防から 見た 海は
台風のせいで 荒れていて
茶色く 濁ってもいて
少し 遠くに 流されてきたらしい
大きな木の枝が見えた。
風が 強くて 暖かい。 


最後の 公園では
ギターを 弾きながら
歌っている 人たちが居て
音が ドーム状の ステージに
よく 響く。


草や 木や 海や 空を
たくさん 見て
とりとめのない 話を する。